02 / 探し方の話

見たいものが決まっていないのに、なぜ検索から始めるのか。

検索語を考える。結果を眺める。詳細を開く。そこで初めて動画を見る。もし最初の段階で「見たいもの」がまだ言葉になっていないなら、この順番は本当に必要なのだろうか。

検索ワードを考える時点で、もう頭を使っている。

Web検索を対象にした48人の実験では、検索結果を眺めたり個別ページを読む段階と比べて、検索語を組み立てる段階(query formulation)で認知負荷が高くなることが報告されています。これは成人向け動画の選択を直接調べた研究ではありません。また、この結果だけでTEMASAGURIの方式が優れているとも言えません。ただ、「検索語を考える」という操作も無料ではない、と考える材料にはなります。

探す前に、見る。

TEMASAGURIでは、必要なら大まかな方向だけを選び、まず動画を1本表示します。違えば「次を見る」。気になったときだけ作品詳細へ進みます。検索そのものを否定するのではなく、見る対象がまだ決まっていない場面だけ、順番を入れ替えます。

検索を捨てればいい、ではない。

検索、一覧、連続フィード、1本ずつ切り替える方式。候補の見せ方にはそれぞれ利点があります。TEMASAGURIも、複数候補を一度に見せる設計から始まりました。しかし、それでは「まず見る」前に再び比較を求めることになる。そこで現在は、1本を見て、違えば次へ進む方式を検証しています。

早く表示できても、見たいものに当たらなければ意味がない。

最初の動画までの時間だけを短くしても、興味のある作品に辿り着けなければ意味がありません。年齢確認後から最初の表示までの時間、次へ進む回数、作品詳細への遷移、外部作品ページへの遷移、エラー率などを合わせて見ます。

使われなければ、最初の仮説から疑う。

TEMASAGURIは、この考え方を試すための実装でもあります。利用行動を見た結果、「そもそも何を見るか決まっていない状態は想定ほど多くない」と分かれば、Research 01の問いまで戻って考え直します。実装を結論にせず、使われ方から解釈を更新します。

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参考にした研究

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