01 / 欲求の話

なぜ、何も見ていないのに「したい」と思うのか。

何かを見て気分が高まり、そのあと一人でしたくなる。その順番は分かりやすい。では逆に、先に「一人でしたい」という気分があり、見る作品や相手はまだ決まっていない、という状態はあるのだろうか。

「誰かとしたい」と「一人でしたい」は、別々に測られている。

性的欲求の研究では、他者との性的活動への欲求とは別に、solitary sexual desire(単独での性的欲求)という次元が扱われています。2023年の研究では、Study 1で2,406人の異性愛成人を対象に、自慰の文脈における単独性的欲求と主観的なオーガズム経験との関係などが検討されています。

理由は「特定の誰かに欲情したから」だけではない。

2023年に男性2,967人を対象とした研究では、主な自慰動機として、快感、性的緊張の低減、不安やストレスの軽減などが報告されました。米国の全国代表調査でも、快感、性的にムラムラしていること、ストレス軽減、リラックスなどが主要な理由として挙げられています。

研究で分かるのは、ここまで。

ただし、「一人でしたい欲求が存在する」ことと、「成人向け動画を見たいが、見る作品・出演者・ジャンル・検索語はまだ決まっていない」という利用状態が、どの程度存在するかは別の問いです。今回確認した研究では、その状態を直接測定した十分な証拠は見つかっていません。

なら、見るものが決まっていない人もいる?

一人でしたいという意図はあるが、見る対象はまだ決まっていないセッションが存在する。

これは研究で確定した事実ではなく、TEMASAGURIが置いている仮説です。もしこの状態が実際にあるなら、作品を見る前に検索語を考えたり、大量の一覧を比較したりすること自体が余分な工程になっている可能性があります。

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参考にした研究

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